お金を上手にためられる人、なかなか貯められない人

お金に対する考え方

貯めようという意識はあるのに、なかなかお金を貯めることができない人と、スムーズに貯められる人がいます。厳密に言えば、「貯めなくてもいい人」もいますね。親の資産を受け継いだ、宝くじが2億円当たった、などという人ですが、「貯金をしてはいけない」などと言う人は皆無に近いでしょう。なのに「貯められる人」と「貯められない人」がいるのはどこかに原因があるはずです。インターネットで「お金を貯めるには」などというキーワードで検索すると、分析やら方法論、体験談、がゴマンと出てきます。それを読んでいくと、「そんなこと解ってるんですが・・・」と言いたくなるようなことが多い。要するに性格的なものがその差を生む大きな要因であることはまちがいないようですね。

意志の強い人と意志の弱い人の差、と言われてしまえばそれまでですが、若い時はお金を貯めること自体に無関心だったりしますね。自分が親になることや老後のことなど、あまり実感としては感じ取れないのでしょう。こんな時代は給与からの自動天引きのような、自分の意志とは関係なく機械的に差し引かれて残りを渡された方がいいですね。なかには早くから蓄財に興味を持つ人もいるのでしょうが。

大金持ちになった人は、どんなふうにお金を貯めてきたのでしょうか?インターネットで「大金持ち」について調べてみると、意外にいわゆる「ケチ」な人が多いようですね。必要なものにもお金を出し渋り、自分だけ私腹を肥やす、というケチではなくて、無駄だと思う事にお金をかけない、お金を使わない、とお金というものに対して非常に厳しい人のようです。確かに入ってきたお金は使わなければ使わないほどお金は残っていきます。シンプルに当たり前のことですね。飲み物やお弁当を持ってきてランチ代などに余計なお金をかけなかったり、電車ではなく自転車で通勤したり、料理は外食ではなく家で手作りしたり、と何だかごくごく当たり前のことです。本当にお金持ちの人は手料理が上手な人が多いそうです。しかも材料を無駄にしないで最後まで使い切るとか。

その人のお金に対する考え方は、その家の歴史に少なからず影響されているといいます。確かに祖父母や親がお金の使い方が派手だったりすると、それを見て育った子共は、そのやり方を受け継ぐ傾向があるようです。何といっても親は目の前の先生ですから。ついでに資産を受け継ぐことも多いでしょうし。使い方は学んでも、貯める方はあまり学習してこなかったりしますね。「長者三代」なんて言葉はこのあたりからきているのでしょうか?反対にその祖父や親がお金で失敗すると、反面教師として学んだその子共は、サラリーマンなど安定して給料が入る職業を志向する傾向があると言われます。家の歴史に沿って、お金というものへの想いや価値観も変わっていくのですね。

でも安定したサラリーマンになったからと言って、お金が自然に貯まっていくわけではありませんね。誰もが自分の好きなことを仕事にして、それに見合う満足のいく報酬を得ているわけではありません。大金持ちになる必要はなくとも、やはり自分の人生を有意義に安心して過ごすためには、頭を使って自分の資産を増やしていくことを考えなければならないですね。この「考える事」「目的を持つこと」自体が大切のようです。目的を持った人の方がお金はためやすいし、また貯まります。目的のない人は、入ってきたお金を何に使ったかはっきりした自覚のないまま、漠然と使い込んでしまいます。大きな買い物をしたわけではないのに、月末にはお金が無くなっている・・・ということはよくありますね。お金が余ったら貯金しよう、と考えているうちはお金は貯まってはくれないようです。

お金を貯めるという事は、自分の性格や生き方と向き合う事ですね。お金の意味や価値、その善悪の法則など、お金に対する哲学は意外にも親も学校でも教えられていないような気がします。人間で生まれた以上、一生お金とは付き合っていかなければなりません。お金は本当は貯めるのが目的ではなく、自分の人生を生かすためであること、そのためには覚悟が必要な事など、貯め方や資産の増やし方の前に、お金に向かう姿勢のようなものを、もっと義務教育の中でも教えたらいいと思うのですが。